質問
クラウドサービス登録申請の準備を進めていますが、提出する書類の記載について事前に相談することは可能ですか？
回答
ISMAP運用支援機関(IPA)では、提出書類の事前相談を随時受け付けています。
なお、クラウドサービス登録申請にあたり提出していただく書類の書き方については、「ISMAPクラウドサービス登録申請の手引き」及び「ISMAP-LIUクラウドサービス申請の手引き」（以下、「手引き」といいます。）に詳しく説明していますので、事前相談を行う前に、手引きの記載を確認してください。
【相談内容の例】
・ISMAPの基準・規則や手引きに則り書類を作成したつもりだが、記載に不備がないか確認してほしい
・統制目標や原則として実施すべき詳細管理策（末尾にBが付された詳細管理策）の一部について合理的な適用が不可能であるため、除外理由（詳細管理策については非採用理由）を記載したが、記載に不備がないか確認してほしい
・利用している他のクラウドサービスについて言明書に記載したが、記載に不備がないか確認してほしい
・手引きには登録申請書の代表者欄の役職として代表取締役社長が例示されているが、この申請は○○に権限が付与されているため○○を代表者としたいが、問題ないか？
・監査において発見事項があったが、改善計画書の記載に不備がないか確認してほしい
なお、登録申請後に行われる受理確認や技術的審査の段階における指摘や手戻りを避けるため、FAQ（事前相談の活用が推奨される具体例を教えてください。）に示した具体例に該当する場合には、事前相談の活用を推奨します。
【事前相談の申請手順】
事前相談を希望する申請者は、以下の手順でご連絡をお願いいたします。
・GビズIDを取得し、ISMAPポータルサイトのアカウントを取得する
・申請書類案を用意する（必要に応じて）
・ISMAP ポータルサイトにログインした上で、「各種申請メニュー」の「お問い合わせ」画面において、「お問い合わせ種類」として「事前相談」または「ISMAP-LIU事前相談」を選択し、問い合わせフォームに必要事項を入力して登録する
相談したい内容は、「お問い合わせ内容」に直接記載するか、申請書類案を添付ファイルとして登録する(添付ファイルの暗号化は不要)
【事前相談を行う際の留意点】
事前相談を行う際には、以下の点にご留意ください。
(1)ISMAP 運用支援機関は、ISMAP基本規程9.2の定めにより申請者へのコンサルティングサービスの提供が禁止されていることから、事前相談への回答は以下の範囲に限られます。
・申請書類案の記載が基準・規則や手引きに沿っているかを確認し、沿っていない記載について修正を促す
・手引きの記載に不明確な点があった場合、それについての質問に回答する
(2)事前相談の結果、書類の修正が必要になる場合がありますが、言明書（別添を含む）の修正は監査結果に影響を与える可能性があります。監査との関係を考慮した上で、適切な時期に事前相談を行ってください。
(3)事前相談は、申請書類のすべての不備を網羅的に確認するものではないため、申請書類の提出後にISMAP運用支援機関が行う申請の受理及び審査の業務において、追加の不備の指摘が生じる場合があります。
(4)提出書類の案が提示されない、提示された書類案の記載が不足している、又は、相談事項が具体的でない等の理由により、ISMAP運用支援機関が十分な検討を行えない場合には、事前相談をお断りさせていただく場合があります。
(5)事前相談の内容の検討には一定の期間を要するため、登録申請等の期限の直前に事前相談の依頼をいただいた場合には、事前相談をお断りさせていただく場合があります。また、ISMAP運用支援機関が期限内に十分な回答を示さなかったことを理由として、申請や書類の提出に係る期限の延長を求めることはできません。
(6)事前相談は、ISMAP 運用支援機関が申請書類の提出を受けた後に行う申請の受理及び審査の業務とは独立して実施されるため、事前相談におけるやり取りの内容やそこで受領した書類は、登録申請の受理以降の手続きにおいて考慮されません。事前相談において提出した書類は、登録申請時に、申請書類の一部としてあらためて提出してください。
（参考）
・ISMAPクラウドサービス登録申請の手引き
https://www.ismap.go.jp/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0010010
・ISMAP-LIUクラウドサービス申請の手引き
https://www.ismap.go.jp/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0010526